戦術的ピリオダイゼーション【カオスでありフラクタル】
カオスであり、フラクタル
戦術的ピリオダイゼーションの話しで、示唆されている、『カオスであり、フラクタル』
という考え方は、サッカーというスポーツにおける、様々なことに及んでいる考え方であるので、言葉通り、説明がなかなか難しく、理論であるのか、哲学であるのか、なんて言われたりもする。
技術戦術フィジカルメンタルが、複合的に合わさって、ピッチに現れている、相互作用を繰り返して。22人が、どこに立って、何をしてもいい、ピッチの状況にも、スコアにも、選手の体調、選手の家庭問題!?まで、様々なものにサッカーは、ピッチの上では、左右されている。カオスである。
カオスだから、秩序(チームの戦術、ポジションなど)導入すべきだし、
局面をどこまで切り取っても、それは同じ骨格をなしているものである→フラクタルである
ということで、戦術面からみて、フラクタルであるということを、図にして、下記に示してみると…
①
ができている。
ができている
⑤ビルドアップ時、センターバックがボールを運んで、前線を見ると、4-4が出来上がっている
それぞれの局面は、実際にサッカーの試合中に現れている、局面。
その中に、攻守の切り替えが存在していて、味方、相手がいて、ボールがあり、方向があり、ゴールがある。
その他にも、様々な局面があるけれど、大雑把に言えば、1-1〜4-4の局面の中で、自分たちが出したい形を、出したい場所で、どのようにして、試合中に作るか?
を勝負している、とも言い換えることができる。
それが、
チームのプレーモデル
言い換えることができる
そう考えると、2-2をきちんと打開できることは大事だし、3-2を理解するのも大事、4-4を理解することも大事
1-1
2-1
2-2
上記は、選択肢を羅列しただけだけど、その2-2や、3-3において、チームとして、どの崩し方を目指すのか?や、リスクの管理などを細かく調整することが出来るものだとおもう。新たな約束事が加わるかもしれない。
それが、プレーモデルからくる、戦術的なコンセプトではないだろうか。
どこに、誰が、いつ、どのようにして、どんな局面を作り出すのか?
というプレーモデルがあり、チーム戦術があり、そのコンセプトがある。
それらはもちろん、選手の特徴に応じて変わる
ポストプレーが得意なら、ロングボールを多用すればいいし、中盤が優れているなら、中盤の経由を目指したプレーモデルを構築すればいい。
相手に応じても変化していく。
けれども、根幹は変わらないのでは。
という話