戦術コンセプトの具体例【3-2】
攻撃
・基本的には2-1と同じく、時間をかけない。素早く相手の背後へ侵入することを目指す
・2-2の選択肢に加えて、A→B→Cという選択肢が増える
・ボールを持っていない選手同士で、お互いを観る必要がある。
→狙いの共有、アクションを見て、自分のアクションを決める
→ポジションチェンジの選択肢が出来る
・相手に向かってドリブルで運ぶことで、相手を引きつける、判断を迫る
→ビルドアップ時の運ぶドリブル、ゾーンディフェンスの相手に対しての運ぶドリブルへつながる
守備
・中央の選手を、2人が共通して見ながら、左右を含めて、2-1の守備と同じように対応する
→ポジションは内側寄り、身体の向きは、外向きになる
→2人を視野に。外へ追い込むために。
※2ー1が2組
・2-1と同じく、相手のボールの持ち方や体の向きなどから、サイドを限定していくチャンスがあれば、2-2の同数へと追い込む
・ボール不保持攻撃選手が入れ替わった際に、マンツーマンで対応するのか、ゾーンで対応するのかの選択肢がある
具体的な打開パターン
※ベースは2-1の選択肢
①相手に向かって、ドリブルする
→相手に判断を強いる
→マークに相手がついていけばそのまま、間をドリブルで打開
→守備者どちらかの重心がドリブルに惹きつけられたら、味方を使う
②背後をついたパス
→守備者のポジションがマークする選手に近すぎる場合、守備2人の間を通したパスを狙える
③ワンツーで抜ける
どちらかの味方とワンツーで打開
③オーバーラップ
どちらかの味方とオーバーラップ
④スイッチ
どちらかの味方とスイッチ
アクション後、相手の身体の向きがずれれば、状況が変わる
これらのアクションを起こすことで、ディフェンス陣の状態を崩すことが出来る
※ベースとなる、守備の身体の向き、ポジション
→スタートの数的不利状況のなかでの、最適なポジョン、身体の向きから、相手を崩すことが出来る
有利な2-1の状況が出来る
これらの選択肢を、指導者はきっちり頭に入れておくべき。
どのように伝えるか、は年代にも、指導者のスタンスにも寄ってくる。
パターンを、明示して進めるか、促すか。
など。