日本でプロサッカーコーチをやってみた

サッカーコーチという「仕事」に興味のある人に向けて、8年間サッカーコーチを職業としてきた人間の情報を発信していきます

戦術コンセプトの具体例【3-3④】

f:id:japanfootball:20160223182335j:image戦術コンセプトの具体例【3-3④】
ディフェンス2-1に対して、オフェンスが1-2
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前線へリスクをかけて枚数をかけている状況といえる


後ろでボールは持たず、前線へシンプルに
→失った時に不利になる


前線の2枚は、ルーズなボールを収める工夫をする




攻撃優先順位

①背後をつく
→もう一枚はセカンドを狙う
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②相手を抑えて、ボールを収める
→2人目を使う
→自らターンして
→三人目を使う
→入れ替わる  ポジションチェンジ
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③相手ともつれて、ボールをルーズなボール状況にする。カオスな状況を「意図的に」つくるとも言える

→相手守備もばらける
→素早く奪い、崩れたディフェンス組織を突く





守備

・背後を取らせない
→ヘディングのポイントの整理

・縦パス、ロングボールへの対応
→チャレンジ、カバー、セカンド狙う
ポストプレーへの対応
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・追い越してくるオフェンスを視野に入れること



この状況は、11人において、ビルドアップではなく、例えばプレスがかかった時、例えばチームコンセプトとして、後ろでリスクを負わないコンセプトの時に、現れる現象
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ここまでが、ベースとなる。

この状況を多く出したいなら、3ー3+GK

2-2を出したいなら、2-2+GK

といった具合に、習得状況におうじて、人数、ピッチサイズ等を変化させることで、状況の頻度を上げる