育成年代メインサッカークラブの収益構造
前回はhttp://japanfootball.hatenablog.com/entry/2016/01/08/171146
サッカーコーチの働き方のパターンを、7つ簡単に紹介しました。
最後に、
「基本的に給与は低い」
と夢のない話を書きましたが、もちろん、十分な給与をもらってる人もいますね。ですが、特に、チームの経営者だったりするレベルの地位を持たない、一般の「コーチ」というものの給与は安い場合がほとんどです。
そして、おそらくその傾向はこれから先変わらないと思うし、逆に加速していく可能性もあるかな、と考えています。
世界のクラブも含めて、プロクラブの収益構造は、他で
参考
「フットボール狂の宴」用のブロマガ
欧州主要リーグおよびJリーグの収益構造と課題
フットボールチャンネル
景気に左右されない本当に強いサッカークラブのつくり方「今すぐ非営利法人をつくりなさい」
など。
詳細は確認していただければと思いますが、まず、現在の育成年代のチーム、クラブチームというのは、プロクラブの収益構造とは大きく違います。
それは、なぜならほとんどの、クラブチーム、スクールというのは、トップチーム(大人)を持たないからです。
または、トップチームを持たない=入場料収入などはありませんし、移籍金等の収入もありません。
何方かと言えば収益構造は、
塾
などの、教育サービスと同じと言えるでしょう。
収益の柱は
「月会費」
となります。その他の収益としては、
ユニフォーム等の販売
合宿の開催による収益
などが、主なものとなっています。
そこから、様々なクラブは、
例えばフットサル場と併設されてるスクールであれば、フットサル場の収益の中にスクールの会費収益が組み込まれたり、頑張ってスポンサーを見つけてきて、広告収入を生み出しているクラブや、大会を自分たちで運営することによって収益を得ているクラブもあったりします。
ですが、主な収益の柱は、
月会費収入となるのが一般的です。
そうなると、スタッフ一人当たりの売り上げの計算の仕方は、単純に、選手一人当たりの会費はいくらで、一人当たりで、何人の選手を、担当できるのか?
という考え方になります。
サッカーチームの会費の平均額、はいくらぐらいでしょうか??
その辺の資料はないので、なんとも、言えないところですが、僕の個人的知識としては、
土日のみ活動する、いわゆる少年団のチームは、月に2000円などで活動しているところを知ってますし、クラブチームとして、コーチをつけて活動しているチームは、数千円〜10000円程度と幅があり、サッカースクールは、やや高めですが10000円前後、というのが、おおよその相場です。
中学生の塾平均費用が、
授業形式 内容 平均の月謝
完全個別指導 週3回3教科指導 -,000~65,000
個別指導 週3回3教科指導 (,000~60,000
集団指導 週3回3教科指導 ,000~45,000
家庭教師 週2回2教科指導
とのことですから、塾に比べれば、安い金額です。
塾の費用は高いですよね。
私立の学費も、高いですよね。
公立は安いです。
それが、サッカーコーチの給与が低い理由です。
長くなってので、続く。