サッカーという競技で変わらないもの
は置いといて…
久々に更新します。
この後、4-4まで行きたいのですが、間に1つ挟みたいな、と。
「人の状況」という要素で分類した場合には、4ー4までが説明できると、11人までは、あとはその組み合わせなだけだと考えています。
1-1.2-2.3-3....と言うのは、プレーエリア、という要素を、排除しています。
サッカーにおいて、プレーエリアは絶対に必要な要素で、これまでの原理原則を踏まえて、プレーエリアを意識した中に、落とし込んでいく必要があります。
エリア、の区分の前に、体得しておくべきものは、
サッカーの、ピッチが、長方形である、ということだと思います。
サッカーのピッチは、楕円ではないし、正方形(ルール的にはオーケーだったでしょうか??)でもありません。
ということで、サッカーという競技を考えた時に、
「変化しないもの」
を考えてみましょう。
・ゴールが2つ(相手ゴール味方ゴール)
・ボールが1つ
・コートが長方形
・多く点を取った方が勝つ
・味方がいる
・相手がいる
こんなところでしょうか。
あとは、
大人用ゴールのサイズ、ペナルティエリアのサイズ
等も変化しないものと捉えられます。
これらに関連することは、
定められたもの
であり、変えることができないこと、です。
つまりは、それに基づいた、考えというのは、
原理原則
と呼べるでしょう。
それから、人間の特徴も同じですね。
目が2つ、前方についており、視野は限られている。
二足歩行であり、身体が浮いていると方向転換できない。
一方向に、加速している場合、逆方向へのターンは、減速、ストップ、方向転換というプロセス抜きでは対応出来ない
身体
について、突き詰めていけば、体の構造上、どうにもならないこと
にたどり着くことでしょう。
そこから、フィジカル的なアプローチというものは発生していると、認識していますが、それは詳しい、他の方に譲るとして…
今回、取り上げるのは
「長方形の特性」
です
その中の、まずは
「四角形」
の、特性の理解を取り上げます。
誰でも知ってる、
鳥カゴ
ロンド
これらは、四角形という、特性をよく理解することができます。
まずは、下記を
この場合、自分の選択肢となる角度は、90度しかありません。
ですが、
であれば、180度近く
になります。
また、
よりも、
の方が、四角の広さを、めいいっぱい利用して、相手からの距離をとることに成功しています。
鳥カゴ、ロンドの一般的なテーマは、
ボールを取られない
ということですから、そのためには、オフェンス側は
パスの選択肢がより多い
相手からより遠くでパスを受ける
ことで、取られる確率は低くなります。
この、
このエリアでのプレーというのは、簡単に言えば、不利と言えるでしょう。
試合中にも、ディフェンス側は、相手の状態を如何に不利なものとし、ボールを奪うかを考えます。
オフェンス側は、如何に自分たちが有利な状況で、シュートまで行くか、を考えるでしょう。
であれば、このエリアはできるだけ、使うべきではありません。
けれども、逆にこのエリアに入ることで、相手の心理を逆手に取ることもできますし、相手陣内のこのエリアは逆に言えば、
自陣ゴールから、最も遠いエリア
であり、ボールを相手が持った瞬間に、相手の方がエリアとしては不利なエリアに入っていることになることから、
ボールを失う可能性の高いプレーが許させるエリア
とも言えます。
それか、サイドですね。サイドも同じ理由だと思います。背中側からあいてがくることありませんし、自陣ゴールからも遠く、ボールを失った際に、ボール保持者の選択肢を減らしやすいエリアだからです。
彼らは、頭で理解してるかどうかは知りませんが、しっかりと、サッカーというスポーツの特徴を、理解してます。
というわけで、四角形の特性は、簡単に言えば、
「角のエリアは基本的に、ボールホルダーが不利になる」
ということです
そして、このロンドというのは非常にわかりやすく、
「相手にボールを取られない」
「フリーな選手を作る」
というコンセプトのためには非常に欠かせません。
4ー1を、拡大していくと…
ということになりませんか?
人が増えて、エリアが広くなっただけで、基本構造は変わりません。
まずは、4ー1
これがしっかりと楽しめるようになっているか?
は、ボールを保持する、というコンセプトを身につけるためには欠かせません。
そして、ここから見えてくるものは、
横幅は、
「選手がポジションを取ることで、最大限確保可能」
だが、
縦幅は、
「相手ディフェンスラインとの駆け引きが必要」
となってくるのがわかるかと思います。
ラインが下がれば下がっただけ、大きなコートで、ロンドが出来るようなものです。
今回は、そんなところで…